機械系エンジニアの休日

社会人5年目機械系エンジニアの雑記ブログ。

3Dプリンタフィラメントの保存方法について

こんにちは。
平凡エンジニアです。

3Dプリンタをお使いの皆さん、どのようにフィラメント保存していますか?
今回は3Dプリンタの材料であるフィラメント保存方法について共有いたします。
 

1.3Dプリンタフィラメントをちゃんと保管しなかった場合の問題

まず、3Dプリンタのフィラメントをしっかり保存しなかった場合の問題について紹介します。

3Dプリンタのフィラメントは水分を吸収しやすく、吸収した場合、造形中のノズルつまりや、フィラメント折れを引き起こします。

英語の記事ですが、以下の記事にPLAの水分吸収について書かれています。
結論的には、水分を吸収したフィラメントを使うと結果的にお金と時間かかるから、材料は早めに(12ヶ月以内に)使えよっって事が書いてます。
medium.com

ざっと要点をまとめると、
・30日PLAが水に浸された場合、1-6%水を吸収する
・湿気を吸収すると、フィラメントが膨張→ 押出機が詰まり、ホットエンドが破壊。
 →余計なフィラメントの使用にコストがかかる。ホットエンドの修理にはコストも時間もかかる。
・水分吸収したフィラメントの水分は印刷時に蒸発するが、それが原因で、気泡や隙間ができて、造形物の見た目も強度も落ちる。
・12ヶ月以内にフィラメントは使い切るようにしましょう。

とのことです。
まあ、12ヶ月以内に使い切ればOKの根拠も記事にはなく、日本は湿気も強いので早めに使うのがベターだと思います。
梅雨の季節なんて考えただけでも恐ろしいです、、、

2.湿気を避けるための保存方法

1章で湿気は3Dプリンタフィラメントにとって大敵だと言うことがわかりましたが、ここではどうやって湿気からフィラメントを守るかということについて説明します。

①防湿庫・防湿箱

防湿庫を使った保護です。読んで時のごとく、湿気を防ぐって書いているので効果はてきめんです。
防湿庫にも様々なものがあり、

の電気で除湿するものや

上のリンクのような除湿剤を一緒に入れて除湿するものがあります。
防湿庫は基本的にカメラやカメラのレンズ用に作られているものが多いです。

メリット
開閉がなければ安定した除湿ができる。
複数のフィラメントを同じ状況で管理できる。
除湿剤の入れ替えが発生しない(電気タイプ)

デメリット
1つフィラメントを取り出すときに湿気が入る。
基本的にカメラ用のもので大きく、広い保管場所が必要。
電源コードに繋がないといけない(電気タイプ)


②防湿箱

大きめのタッパーに除湿剤を入れて、防湿状態を作り出している人も多いようです。これは①の除湿剤を使う除湿庫とほぼ同じですね。

メリット
たくさんあるタッパーのサイズから適したサイズをチョイスできる。
防湿庫より安くすむ。
積み重ね保存ができる。

デメリット
除湿性能が除湿庫より劣る。(除湿庫より隙間ができるものが多いから)
除湿剤取替の手間がかかる。

③防湿袋(圧縮袋)ー私がしている方法

私がしている方法です。
ダイソーなど100円ショップやホームセンターで売っている衣類用などの圧縮袋にフィラメントと除湿剤を一緒に入れて圧縮するという方法です。
僕が使っている除湿剤(シリカゲル)は以下リンクのものです。たくさん入っていてやすいのフィラメントの保存以外にも気軽に使えます。

シリカゲルで小分けになっていないものもありますが、小袋への詰替が面倒なので、すでに小分けになっているものをおすすめします。
また、圧縮袋は100円ショップなどで売っているもので十分です。Amazonで探してみましたが、高いものが多い(1枚換算200円程度)です。
圧縮袋の中でも掃除機で吸って圧縮できるものがおすすめです。

メリット
圧倒的省スペース。
圧倒的安さ
除湿する空気量が小さいので、すぐに除湿できる。
1つずつ湿度管理できる。

デメリット
フィラメントをしまうのが面倒。
除湿剤取替の手間がかかる。

メリットの圧倒的省スペース、圧倒的コストに注目してください。私のとって重要なポイントです。笑
 

④フィラメント専用除湿乾燥機

こちらはなんとフィラメント保存専用に作られたもので、除湿、乾燥機能がついてます。
更に重量測定もできて、どれだけ水分を吸っているかも管理できるという代物!
その上、フィラメントは穴から出ているので、使用時に開閉しなくていい優れもの、、、いつか欲しいですね。

メリット
圧倒的省スペース。
圧倒的安さ
除湿する空気の量が小さいので、すぐに除湿できる。
1つずつ湿度管理できる。

デメリット
フィラメントをしまうのが面倒。

3.まとめ

いかがだったでしょうか?
私が保管方法を探していたときに検討した方法を紹介いたしました。
少しでも参考にしていただけたら幸いです。

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